大相撲初場所始まりました。

きょうはツィッターやデータ放送と連動してて新しい試み。大相撲の画面の下にツィッターが!いっそのことニコ動みたいに文字が流れる日があっても楽しいかも?

さて。2016初読みは「なぜ、日本人は横綱になれないのか」舞の海秀平。

大相撲解説は正面が北の富士さんで向正面が舞の海さんってのがイイ。
北の富士さんはお顔立ちが良くてお着物姿も粋でテレビ映えするから正面ね。たまーにヤクザみたいな格好で来るのもご愛嬌。なんといっても毒舌が効いてる!
それをうまくフォローするのが舞の海さん。穏やかな語り口で解説が丁寧でわかりやすい。

その解説と同じようにこの本もとてもわかりやすくて読みやすい。あっという間に読了。舞の海さんの半生や力士の生活、給料などとっても興味深く読みました。

日本人横綱は、’98年に三代目・若乃花(現・花田虎上さん)が誕生したのが最後。貴乃花(現・貴乃花親方)が’03年に引退して以来日本人横綱は10年以上いない。日本人力士の優勝も’06年の初場所で栃東(現・玉ノ井親方)が優勝してからない。

日本人が横綱になるのは難しいだろう、と舞の海さんは書いている。
そうだろうなあー。モンゴルの若者たちのように「お金をいっぱい稼いで故郷の親や親戚たちに親孝行しよう」という強い気持ちがないと上には上がれない。

今の日本の若者は生まれたときからそれなりに恵まれている。平等で民主主義の世の中なので競争とか勝負もしなくていい。そこそこで幸せだからだいたいは穏やかで優しい。

サッカーや野球選手のように何十億も稼げる仕事でもなく(白鵬の年収は2億だそう。対してマーくんは23億 )、しきたりや上下関係が厳しく相撲の世界に飛び込んでひと旗上げようという若者はいないかもねえ。
その昔息子が言ってたよ。「ケツ出す時点でムリ」。

最近、遠藤人気のあたりからまたまた大相撲チケットがとりにくくなり、大相撲人気は喜ばしいがちょっと困る。
数年前なら「うわ!あしたの取り組み絶対見たい!」なんて思いたってネットでポチッととれたのになあー。

今年はおそらく照の富士が横綱になるだろうな。
ずっと注目している稀勢の里、私の推しの妙義龍、勢。ううーん足踏み状態だし年齢的にあとがない。
ビジュアルもいい遠藤には期待したもののこれまた迷走状態。
モンゴルの若者たちに大相撲は支えられているとはいえ、日本人の若くて美しくて強い力士が彗星のように現れてくれないかなあ。

今年もよろしくお願いします。
忘備録のつもりでぼちぼち書いていきますね。

というのも・・・
だいありーの検索機能。自分の日記の左の下の方にある。
今まで使ったことなかったけど、あららこれは便利。
なんだかんだで10年以上続けてるので「クリスマス」とか「箱根駅伝」とか入れて検索すると、そのときそのとき何をしたとかどう思ったとか出てくる。
うわーすごい!そうだったよね。って。
自分で書いて忘れてるから、やっぱりこうして外部メモリーとして役に立つなあとあらためて思いました。

年末年始は実家へ。
外回りとかさまざまな作業要員としてダンナも行った方が父が助かるようなので、車でダンナと娘とポメ子と。私としてはダンナやポメ子が行くと疲れるんだけどね。

まーとにかくひたすら食事の用意。
大晦日なんて年越しの食事の用意やら正月の餅膳の仕込みやらで、朝から夜中まで紅白の時間以外はずっと台所に立ってた。

大晦日の食事は地方によって違うらしいが。
埼玉あたりでは鍋ものやすき焼きやお寿司食べて夜中に年越しそばらしい。
実家らへんは神様にお供えする魚としてひと切れ1000円はするナメタガレイの煮魚を食べることになっている。
メインが煮魚なので、ほかに茶碗蒸しや豚の角煮や根菜類とこんにゃくなどの煮物やおひたし、酢の物お吸い物漬物などちょっとしたごちそう感のあるものを用意する。腹いっぱいなので大晦日そばを食べる習慣はありません。

そして正月の餅の用意、餅の各種具材の用意、煮豚煮卵、またまた根菜類煮物、漬物、おせち的な黒豆伊達巻きんとんかまぼこ(購入品)さしみの大皿(購入品)・・・。
そのほかにいつもの朝食昼食。茶菓子の用意。足りなくなれば買い物に車を走らせ、合間に犬の散歩。
ぐわーーーっ!!やってもやっても終わらねえー!とアタマをかかえたくなる年末。

去年の正月から妹一家が来て正月に餅つきしてつきたて餅を食べることになった。
ええーこれからも毎年こうなのかなあ?めちゃくちゃ忙しいんだけど。来年からは娘も来なくなるだろうから人手がなくなってもっと大変だ。

まあ忙しいながらも過ぎてしまえば、何もしない正月よりみんな集まって良かったかなーと。
妹の息子のお嫁さんと生まれたばかりの赤ちゃんも仲間入り。妹のところのチワワも元気でポメ子と吠えあったりしてにぎやか。
帰りがけにジップロックに残った煮物や餅など詰めて若夫婦に持たせたりする自分が「あーこれって立派なオバチャン!」なんておかしくなった。

去年はそのまま車でいっしょに帰って3日は箱根駅伝に参戦。そのまま仕事になだれこんで疲れたので、今年はみなさん帰ったあと箱根テレビ観戦。

今年の箱根駅伝はお天気も良くて明るい日差しが降り注ぐ。
美しい霊峰富士。キラキラひかる湘南の海。
山深い箱根の山から摩天楼の大都会まで一気に見せてくれる箱根駅伝は、新年のめでたさがぎゅっと詰まってるかのよう。

青学ぶっちぎりの完全優勝、素晴らしい。ベビーフェイスでカワイイ神野くんが周囲の不安を一蹴する走りを見せてくれて良かった!
去年5区でブレーキになってしまった駒澤馬場くん今年はリベンジ。笑顔でゴールでホントに良かった!

復路の無念の繰り上げスタートもハラハラドキドキ。母校の汗と涙と思いの詰まったタスキ。タスキをリレーしようとして外して手に丸めて持って走った先に渡すべき仲間がいない・・うう泣ける!
転がるようにしてゴールに倒れこんで悔しくてむせび泣く。両脇をかかえる仲間が励ます・・・ううう泣ける!
一生懸命なこの若者たちのようにあきらめずに最後までがんばろう、と元気をもらい新年が始まるのだった。
というわけで延泊したおかげで片付けもできてゆっくりできて良かった。
また日常が始まります。

未来の名前
未来の名前
1枚目 結末がわからないから面白い
2枚目 近すぎる幸せは見えにくい
手のひらサイズの幸せ

週めくりカレンダーラスト1枚。
去年ベストセラーになった「人生はワンチャンス!」という本をカレンダーにしたものを今年はトイレにかけてあった。

毎週毎週カワイイわんちゃんの写真と気の利いた一言で今年1年なごませてもらいました。お!これは!と思う言葉は額に入れて残しておいた。

ラスト1枚はなにやら難しい顔で本を読んでいる子犬と「結末がわからないから面白い」の言葉。

毎回、関連する偉人の言葉も3つ載っている。そのひとつ今回はヴィクトル・ユーゴーの言葉。
「未来はいくつかの名前を持っている。
弱き者には「不可能」という名。卑怯者には「わからない」という名。そして勇者と哲人には「理想」という名である。」

ああーと思った。
先日のだいありーで「来年からのクリスマスのことはわからない」と書いたばかり。そうかそれは卑怯者の言葉か。
わからない、なんてごまかすのは未来から逃げてるってことか。
未来なんてわからない。だから面白い!とそんなふうにどーんと受け止めるだけの度量を持てってことかな。
新しいことに直面することをおっくうがるのではなく面白がる気持ちを持ち続けたいものだよね。

人生ははじめてのことばかり。
いくつになっても新しい扉を開けて新しい世界に踏み出していくことの繰り返し。
今年はいろんなことがあった。
悲しいこともあったけど楽しいこともいつもの年以上にあった。
こうだったらいいな、こうしたいなとずっと思っていたことがかなえられた年だった。
こうだったらいいなと心に持ち続けることは「理想」を描き続けることに近い気がする。

今年もお世話になりました。
皆様に良い年が来ますように。

「エベレスト 3D」

2015年12月27日 日常
年末モードです。
今年最後のジムに行ったあとは庭の掃除とか実家行きの用意とか。

さて。映画「エベレスト」。
「PAN」と「スターウォーズ」のあいだにコレ見ました。けっこう衝撃が大きかったので、忘れないよう年内に書いておこう。

映画「エベレスト」は実話。1996年のエベレスト大量遭難事故を描いたもので登場人物は実名。

3Dで見たので映像も圧巻!
山の美しさもそうだが目の前が見えなくなる吹雪やマイナス何十度という過酷な寒さ、稜線の険しさ。まるで自分がそこにいるようで胸が苦しくなる。
映画館にいながらにしてこういう体験ができるってすごい。
役者さんたちもCGなど使わず命がけの体当たりだったそう。ホント一歩間違えば死んでるよ。

カリスマ性のあるガイドたちやいったんは死んだと思われ置き去りにされ生還した人、7大陸登頂した日本人女性など個性豊かなツアーメンバー。
そしてその隊に参加していたジャーナリストのジョン・クラッカワー。この人の名前は聞いたことがあったので検索したら、映画「エベレスト」の遭難事故のドキュメンタリー「空へ」を書いていた。なぜあの大量遭難事故が起きたのか?エベレストのデスゾーンとはどんなものか?さまざま知りたかったのでこれも読んだ。

イモトがイッテQで挑戦したり三浦雄一郎さんが80歳で登頂したりのエベレスト。1人800万近くの登山料を払う経済力があればガイドやシェルパが登らせてくれるものかと思っていたがそんなことはない。
自分の身を守るのは自分。デスゾーンで自分の足で歩けなくなることは死を意味する。

エベレストは8848メートルの山。8000メートル以上の高所は酸素も薄く気圧も低く人間がそのままでは生存できない場所。それがデスゾーン。
息絶えた人々が回収されずにそのまま凍結したり乾燥したりミイラ化して置き去りにしてありそれがランドマークにさえなっている。エベレスト山頂を目指すものはその遺体のそばを通っていく。
死と隣り合わせの過酷な場所。酸素が足りなくなるので正常な判断力も失われてしまう。

映画を見て本を読んでネットでも検索して。
エベレストってすごいところなんだな、登山って危険なものなんだな、そしてそれが危険であるがゆえに人を魅了するのだなと初めて知ることばかりで興味深かった。

最後の?クリスマス
おたんじょうび??ケーキ??とワクワクのポメ子


キラキラのクリスマス月間も終了。
今年もクリスマス、じゅうぶん楽しませてもらったわー。
12月にディズニーランドのクリスマス行きでスイッチオン!
ツリーやリースやタペストリーなど飾り、シュトーレン、パネトーネなど食してクリスマス気分を盛り上げる。
用事があって街に出ればクリスマスの小物や飾りがあふれるキラキラした売り場をチェックし、夕暮れになればイルミネーションを鑑賞。

主婦友からのいただきもののアドベントカレンダーも楽しかった。コレ、子どもたちが小さいころあこがれたんだよね。でもちょっとお高いものだったし息子と娘がトラブるのが目に見えていたので買わなかった。今はさまざまリーズナブルなものもあって大きくなった娘と楽しみながら開けた。

例年のようにイブイブの日に、シャンメリー・チキン・パエリア・ケーキで。今年は生ハムのサラダとビーフシチューも。
娘と乾杯しながら「ここ20何年かクリスマス続けてきたけど今年で最後かなー」と思う。
サンタさんが来なくなった息子と娘のベッドサイドにクリスマスのチョコレートやドリンク剤や入浴剤をかわいい袋につめてそーっと置くのも今年で最後。
息子娘とのクリスマスは母としてじゅうぶんやりきった感があるからもういいだろう。

春には娘は家を出るので、来年のクリスマスにはいない。
息子はほとんど家にはいないのでおウチクリスマスは関係ない。ダンナとはいっしょに食べることはないので、次回からわざわざクリスマスの食卓を整えることもないかなあ、と。
子どもたちが独立したあとの周囲の人の話を聞いても「クリスマス関係ない」という人がほとんどだしね。

来年からのクリスマスをどう過ごすのか。まあそれは来年になってみないとわからない。
主婦友たちとクリスマスのディズニーランドや恒例のイルミとゴスペル鑑賞は行くだろう。

でも、家でツリーを飾ったり見たいイルミを見に行ったり。そんな楽しみを純粋に自分のためだけにできるのかやるのか、そういうエネルギーやモチベーションを持てるのか、そこだよなあと思う。
まあこれはイベントすべてに言えることだよね。

クリスマス。子供の頃は家族と過ごしその後は同世代と過ごす。そしてまた自分が幼かったころのように子供たちと。子供が大きくなり家族が解体した後は??

というわけで怒涛の年末年始に突入する。
まずはクリスマス飾りを片付けないと。
あれあれと思ううちにもう冬至。
なんだかあれもこれも今年中にやっつけなくちゃってことが山積みで。

まーとにかく秋ドラマの最終回やっと見ました。
来年には持ち越せないよねえ。
終わってみれば、秋ドラマ1番は「サイレーン」。
コレはすごかった!最後の最後まで気が抜けない読めない展開。なんといっても菜々緒の完全悪女っぷり。完璧なサイボーグのような容姿とゾクゾクするような表情。毎回見とれてしまったわー。主役の桃李くんと木村文乃はともかく、菜々緒見たさにコレ見たといってもいい。これからの活躍が楽しみ。

今クール5つの医療ドラマ見た。
「無痛 診える眼」「コウノトリ」「デザイナーベイビー」「わたしをみつけて」「破裂」。
無痛・コウノトリが民放。他はNHK。なんというかNHKと民放の医療ドラマを比べると、民放のほうが演出が派手だったりエンタメ度が高くてドラマとしては引き込まれる。
NHKのは地味だけどその分考えさせるところが多いような。結果、いいものを見させていただきました、みたいな気持ちに。

期待したのに失速感があったのが「遺産争族」。
アクの強い俳優さんが集結してナレーションの高畑淳子さえドロドロ。もらえるお金が目の前にぶらさがると人間こうなるか、と。だからこそ3ヶ月じゃたりなかったんだろうなー。ラスト無理やり終わせた感じ。せめて「渡る世間」みたいに半年くらいかけないとおもしろさは描けないかもね。

「スターウォーズ  フォースの覚醒」
「スターウォーズ フォースの覚醒」見てきました!!
エピソード6より30年後の設定なので、エピ1~3のアナキンのシリーズではなくエピ4~6のルーク・レイア・ソロのシリーズの続き。

オープニングにばばーん!!と出てくるSTAR WARSの文字と「はるか昔遠い銀河のかなたで(英語ね)」・・そして宇宙をバックに向こう側に流れていくストーリーの文字列といつもの音楽。
これだけで全身足の先までトリハダが立って涙ぐんでしまったよ。ううー。

エピソード3のアナキンのシリーズが完結した時点でもう私のスターウォーズ人生は終わったと思っていたから再会できて本当に本当に良かった!

高校大学の多感な時期に出会った「スターウォーズ」。映画のおもしろさを教えてくれたのもコレ。
それから40年近くそしてまたこれからも何年か人生を伴走できる。これってなんてすばらしいことだろうと感謝感激。

そして最初のシリーズのルーク・レイア・ソロに再会できた喜び。
それぞれ歳とったなーと思うけど、ハリソンフォードは思ったより出番も多くてアクションもこなしててびっくり。
キャリーフィッシャーは大麻に手を出したりして人生迷走し、マークハミルもデブデブに太ったようだったけどちゃんとジェダイの騎士らしく減量したようだし。
まあいろんな人生を経てそれでも今ここでまたスターウォーズに集結できたってすごいことだと思う。

でもさ、それって私たちもそうなの。
レイア、まだ50代のはずだけどすっかりバアさんになったなーなんて思っても自分も同じように歳とってる。
今回私が参戦した回は特別興行で日付け入りのメモリアルパンフレットが手に入る。そのためにだいぶ前からチケットをとりきょうにそなえていた。
いやーどうする?ライトセイバー持ってく?赤青緑あるけどやっぱり緑かな?なんならレイアのコスプレとか?なーんて思いながらこの日を迎えた。
若いころスターウォーズと出会ったときのことや今ここでこうしている自分に至るまでの人生とか思いながら。

周りを見ると自分と同じくらいのオッサンやオバチャンが自分と同じように1人でスターウォーズを見に来ている。
きっとみんな私と同じようなことを思ったりしたんだろうな。みんながそれぞれフォースとともに。
なーんてことを思ったりとにかくさまざま感慨深いわけです。

そして新しい監督さんや若い役者さんたちを迎えて新章がスタート。フォースをめぐる家族の愛と喪失の物語ということで親子の確執やら何やらまだ始まったばかり。
これから何年かまたスターウォーズとともに過ごせる。しあわせ!!!

ディズニークリスマス
ディズニークリスマス
ミッキー!今年も来たよー!
クリスマスのパレードでフロートから雪が降って大感激!
ポメ子とのお散歩コースに老夫婦が暮らしている古い平屋があった。
早朝通りかかるとよくおじいちゃんが慣れない手付きで洗濯物を干していた。
80は過ぎているか、うちの父と年頃も同じくらい。たまに家の奥の方で姿が見えるおばあちゃんはパジャマ姿の白髪頭で体調は良くなさそう。実家と同じく爺が婆をお世話する老老介護だなあ、と思って他人事とは思えない。

おじいちゃんが洗濯物を干していると通りがかりにあいさつして「かわいいわんちゃんだね」と声をかけられたり「暑くなってきましたね」と言ったり。たまに一言二言会話をしていた。

夏のころ。あれーきょうは雨戸がまだ開いてないなあ、と思う日が多くなった。夏場は暑いので散歩は早朝5時代。きっとお散歩時間が早いからまだじいちゃん起きてないんだなと思ってた。
今年は残暑がなくて朝涼しくなるのも早かった。秋になって散歩時間が7時近くなっても毎日雨戸が閉まったまま。おかしいなあーと思ったものの、庭の花や植木が枯れた様子もないので、お寝坊してるのかなと思うくらい。

9月も半ばになった日曜日。その日は9時過ぎに散歩に行ったのにまだ雨戸が閉まっている!
ここにきて初めて気づく。おじいちゃんかおばあちゃんが体調を崩して入院したかどこかへ引き取られていって空き家になってしまったのだと。

そしてきのう。
ショベルカーが入ってその家は取り壊されていた。
壁が引き壊されていたので中が見える。小さな庭に面して部屋が2つ。流しと湯沸かし器がある狭い台所。壁は崩され押入れもむき出しになっていた。

いつもおじいちゃんが洗濯物を干していた小さな庭の隅っこに、水仙が小さな花を咲かせていた。
おじいちゃん、今年も水仙咲いたよ。ポカポカあったかいからいつもよりはやいのかな?今どこにいるの?おじいちゃんが倒れておばあちゃんどこかに引き取られて行ったの?どうしちゃったの・・・?

散歩コースとはいえそれほどのご近所ではないので、家のあるじがどうなったのかは知りようがない。
数日のうちに全部取り壊されてここは更地になってしまうのだろう。瓦屋根の古い平屋に老夫婦が暮らしていたことなどなかったかのように。
そして今流行りの新しい家が建つのだろうか。
ポメ子に声をかけてくれたおじいちゃんにはもう会えない。

黄葉前線

2015年12月7日 日常
黄葉前線
イチョウ見頃!
やっと。って感じ。青空に黄色が映えてとってもキレイ。

ドウダンツツジの赤はかろうじて鮮やかだけど、モミジとかブルーベリーとか北国なら色鮮やかな赤は見られず。枯れたような茶色で散ってしまう。

息子が小さかったころ・・だから20年前?
うちの真向かいに大きなイチョウの木があって、それが黄金色に染まるのは11月の勤労感謝の連休頃だった。
それがちょっとずつちょっとずつ時期が遅くなって最近では12月に入ってから。今年は特に遅い。
うーん。暖冬?温暖化?

まあなんにしても毎日おひさまが出てるとポカポカあったかいです。
過ごしやすいのはいいんだけど真っ当な季節感がないよね。
そのうち関東圏、年明けしてからイチョウが色づいたりするのかも。

今年もカレンダーの残りが一枚になった。はやいなあー。

「歓喜の歌」練習中!
年末の風物詩、大人数の合唱が圧巻の「第九」。
年末によく歌われるあの曲は、正しくはベートーベンの「交響曲第九番ニ短調第4楽章」中の「歓喜の歌」。
「第九」っていう歌だと思ってたよ。で、世界中で年末に歌われてるのかと思ってた。

今回知りました。
年末に歌われてるのは日本だけ。もともとは戦後、オーケストラの資金稼ぎのため始まったらしい。合唱やソロやオケや参加人数が多い第九を演奏すればたくさんのチケットがさばけるから、というのが始まりだそう。えーそうなんだ。

人生において過去2回、第九を覚えるチャンスがあったのに流してしまっていて、いつかは第九を歌いたいとずーっと思ってた。
コーラスの集まりで毎年歌ってるということで、この巡り合わせに感謝感激!

そんなわけでどうせなら暗譜しようと練習練習。
日本語の歌詞を覚えてドイツ語の歌詞を覚えてアルトのパートを覚えて・・・。
いわゆる「第九」の合唱部分(歓喜の歌、ね)ってのはホントたかが何行かなのにドイツ語まあー覚えられない。
若いうちに覚えてしまえばスポンジが水を吸い込むように覚えられたんだろうねえー。
ドイツ語ってのは意味のない数字の羅列並みになんだかさっぱり。学生のとき第二外国語はドイツ語だったけれどイッヒリーベディッヒくらいしか記憶になし。

いやーそれにしても歌詞がすばらしい。
ネット見るとドイツ語の歌詞も「世界平和と人生の歓びと感謝」などを高らかに歌いあげる壮大な内容らしい。
日本語の歌詞も、前向きで一点の曇りもない100パーセント明るい歌詞なのだ。

戦後のどん底からはい上がり右肩上がりの明るい未来を描く日本、そしてこれから新年を迎える年末にこの歌はホント合ってたと思うよ。
以下、日本語の歌詞です。
平成の世の中では、恥ずかしくて真顔では歌えないほどの明るさにびっくり。

晴れたる青空 ただよう雲よ
小鳥は歌えり 林に森に
心はほがらか よろこびみちて
見交わす われらの明るき笑顔

花咲く丘べに いこえる友よ
吹く風さわやか みなぎる日ざし
心は楽しく しあわせあふれ
響くは われらのよろこびの歌

晩秋の風物詩

2015年11月27日 日常
晩秋の風物詩
晩秋の風物詩
幻想的な風景がうれしくて朝散歩2キロも歩いた!

畑のブロッコリー、大根の葉っぱ、小松菜。霧でしっとりみずみずしい。
湿った土と枯れ葉の匂いが地面から立ち昇る。思いっきり深呼吸。
道の端っこを歩くポメ子が枯れ葉を踏んでカサカサカサ。

霧の中からふっと現れ見える集団登校の小学生にポメ子シッポ下がりました。
勤労感謝の連休には実家へ。
北国は寒い。首都圏ポカポカ小春日和でも北国はどんより曇り空で初冬の趣き。

この時期の実家行きで私は毎年イモを運ぶ。
ちょうどこの連休にうちの近くで大規模な農業祭がある。広ーい芝生一面にさまざまなテントが出て、コンテナには地場産の野菜が所狭しと並ぶ。植木や花の苗もいっぱい。
朝イチで農業祭に駆けつけて埼玉産の里芋と薩摩芋と紫芋を爆買い!
何袋かはキャリーバッグに詰めて持参。あとは宅配便で送る。

父にもご近所の方々にも埼玉産の里芋やめずらしい紫芋はとっても喜ばれる。黒土でフカフカしている土で育つからねっとりとしてとってもおいしいのだ。しかもお祭り価格なので一袋150円とか安い。スーパーで買ったら里芋なんてけっこうお高くて380円はするよ。

実家についたら持参したイモたちをふかし芋に。
薩摩芋も甘くておいしく里芋はもっちり。甘味噌なんかつけると最高。紫芋も紫色のツヤツヤとあざやかなこと!

滞在中に里芋のけんちん汁やらイカと里芋の煮物やら生姜味のひき肉をからめた里芋の煮物やら作る。
父は「うまいうまい」と食べるので作りがいがある。普段は自分で作って食べているから作ってもらうありがたさがわかるんだろうな。うちのシェアハウスの人たちときたらうまいんだかまずいんだかさっぱりで張り合いゼロ。

さて。父が年とってからというもの毎年この連休は実家の畑の大根と白菜の収穫作業。場合によってはネギも。
関東のほうでは地植えのまま冬を越すんだけど北国ではそのままだと大根も白菜も凍ってしまう。
土そのものも凍るから固くなってネギも抜けなくなってしまう。

夏場の草刈り作業に比べればなんてことはないお仕事ではある。いやそれだけ草刈り作業が過酷なんだけど。
ずっしりとみずみずしく育った野菜を畑から運んできて洗って洗って並べて干して。乾いたら一個ずつ新聞紙で包んで米袋に入れたり古い毛布をかけたり。

父が元気だったころはもっとたくさん収穫して、大根などは土を掘ってわらといっしょに埋め戻して冬越ししていた。母が元気だったころはこの時期にひと冬分の白菜漬けやたくあんをつけていた。柿も干し柿にして物置の軒先につるされて。冬支度ですね。

今回の実家滞在はひさびさにのんびり。畑の収穫終わったらあとは父の食事の用意とお掃除程度。
2日目からは雨だったのでゆっくり本を読んだりゲームしたり昼寝したり。こんなのホント久しぶりだわー。
春からずっと実家滞在は何かしら行事があったりダンナや娘や親戚が泊まりに来たりで私も息をつく暇もなかった。
今回はいい息抜きになりました。

楽しい!キレイ!
映画というよりもディズニーランドの「フィルハーマジック」的なアトラクションみたい。美しすぎて鳥肌たったわ。
海賊船が空駆ける。もうそれだけでワクワクが止まりません。空飛ぶ映像も楽しい!

「 ネバーランド 夢のはじまり」とサブタイトルがついてるように、孤児院の少年がおかあさんを探してネバーランドに行き、私たちが知るピーターパンになるまでのお話。
宿敵であるはずのフック船長もまだ若くてイケメン。ちゃんと手もあります。タイガーリリーは闘うプリンセス。

そしてネバーランドのボス黒ひげはヒュージャックマン!
事前知識なしで見たからビックリだった。ヒュージャックマンってすごいな。イメージ的にはウルバリンみたいなアクション俳優なのに、レ・ミゼラブルでは歌ウマさんだとわかったし、今回みたいなちょっとコミカルな役も。まあとにかく存在感たっぷり。

イケメンで頼りがいのあるヒーロー、美人のヒロイン、元気な子供。これは冒険活劇の定番というか安定の組み合わせだね。「インディジョーンズ2 魔宮の伝説」的な。
この前見た「ジュラシックワールド」もそうだけど、私はこういう昔からのハリウッド超大作みたいなのが映画としては好きなんだなーとあらためて思いました。
映画館で見るのはこういうのだよ。ストーリーよりも映像がゴージャスなやつね。3D大画面で!

「スターウォーズ フォースの覚醒」と「ロッキー クリード チャンプを継ぐ男」の予告編ありました。
「ロッキー」で「あれから40年」て字幕が出て「ええー?40年ですか?」と。
「スターウォーズ」予告だけでトリハダもの。うわうわうわーって感じ。
ハリソンフォードやルークたち懐かしい顔ぶれも。新しい3部作の始まり。またしばらく楽しめる。
若いときからずーっと。50過ぎてもまだまだ「スターウォーズ」をリアルタイムで見られる、ああそんな時代に生きて幸せー!


吉野で懺悔
吉野で懺悔
写真1枚目・金峯山寺護摩焚き
2枚目・賞味期限10分の葛もちと葛きり


「正倉院展と奈良公園、あと1日はどこに行く?」と旅のプランを練る前に妹に聞いたところ「吉野に行きたい!」と。

え?吉野?桜の名所だよ。桜の時期でもないし紅葉にも早いかも?
しかもちょっとググったところ乗り継ぎミスると奈良から片道3時間?
何晩もガイドブック片手にスマホ検索。
でも調べてみるとなかなか良さそう。

さて奈良旅行初日。新幹線で京都に着き、近鉄特急で一路吉野へ。
小雨降る車窓ののどかな秋の風景など眺めながら妹は語る。
「吉野に行け、って言われたような気がした。おばあちゃんが死んだのが桜の時期で、その桜の名所だからかなー?花の下にて春死なむ、って西行が最期を過ごした西行庵があるからかなー?」。

母が呼んでるのか何かわからないけど、人生に意味付けをするとすれば私たちが今吉野に向かっていることは必然である、と。
きっと吉野では、ああこのために私たちは吉野によばれたんだ!と思う出来事が待っているに違いない、と。
なんだかそんなふうに思う私たちを乗せて近鉄特急は吉野の小雨煙る山に分け入っていった。

近鉄終点で降りてそこから日本最古というロープウェイで山へ。古ーい鉄塔に「昭和3年」と書いてあってギシギシいう。古くは豊臣秀吉が花見をした山。はるばる来ましたよー。
けっこうな坂道を登っていくと金峯山寺。ここは世界文化遺産で秘仏中の秘仏・蔵王権現像が特別公開中。見なくちゃ。
するとなにやら境内にたくさんの人が待っている、と思ったら、山伏姿の人々が法螺貝を吹き鐘を打ち鳴らして続々と登ってくる。境内に結界が張ってありこれから護摩焚きが行われるそう。

護摩焚き法要、初めて見ました。
初めに儀式がありその後般若心経が唱えられる中、火が付けられモクモクと煙が上がり護摩木が焚べられていく。
護摩木は天への供物であり、煙が天に届くことにより天は食をいただくことができ、代わりに人には福が与えられるそう。

護摩焚きが終了すると見ていた人にお札やらお供物やらが配られ、妹はたまたま結界を張っていたお札までも手に入れることができた。
ありがたやありがたやー。
ばーちゃんが私たちを呼んだのはコレだったのか。私たちにこのパワースポットの吉野で福を与えるために・・・。

その後、秘仏蔵王権現像鑑賞。
山門もデカいが本堂もデカい。あとで奈良東大寺に次ぐ大きさの木造建築物と知る。
そこにおさめられている金剛蔵王権現像三体。弥勒菩薩・釈迦如来・千手観音菩薩。とは言っても京都や奈良で見るような優しいお顔立ちではなく青鬼さん的な大迫力!

鑑賞順路を一通りたどると、最期にこの蔵王権現像の御前に障子でしつらえた1人用の個室がいくつも作ってあるのだった。
「いかがですか?懺悔していかれますか?」と声をかけられる。
え?ザンゲ?懺悔の間?

入ってみると1畳ほどのスペースが障子で囲まれ正座すると怒っているような権現様に見下ろされている感じに。
私は日々まっとうに生きているので懺悔することなんかないよ、と思ったが、その前で手を合わせると不思議なことにあとからあとから反省の気持ちが。

ダンナや息子に対してももっと優しくできなかったのかとも思うが、何より父に対して。
年をとるごとに意固地になる父に対して、だったらもう好きにすれば?心配していろいろやってもあれこれ言われるならもう知らないよ?と突き放した気持ちになっていたのを反省。ばーちゃん亡くして一人暮らしでなんでもこなしているのだから強気でないと暮らしていけないのをわかってあげられなくて悪かったなーと。

となりの小部屋の妹が鼻をすすりながら立ち上がる気配がしたので私も出て行く。
妹は私よりもっとたっくさん懺悔することあるはずだよなあ。と思って見ると涙目に。

ばーちゃんが私たちをここに呼んだのはコレだったんだね。
護摩焚きで福を授けるより何より、ここでちょっと行動をふりかってもう少し父を大切にしてやってね、と母は私たちに言いたかったのだろう。

そのあと吉野では絶対コレ食べる!と思っていた中井春風堂の賞味期限10分の葛餅・葛切りを賞味。吉野は葛の本場。目の前で実演して作ってくれる。
できたての葛は透明で美しく、大変すばらしい食感とお味でした。10分、っていうのは透明度がどんどん失われていくから。
柿の葉寿司も葛うどんも美味しかった。
食べ終わったころには妹もまた勢いづいていて「なんでもかんでも人生に意味付けすればここに呼ばれたのは懺悔のためなんて、それでもやっぱりおじいちゃんに優しくするなんてムリ!」。

吉野の山は見晴らしが良くてどこをみても桜の木で、これは桜の時期はさぞきれいだろうなあ。
護摩焚きも懺悔の間もたまたま行ったらめぐりあわせる、という不思議なすばらしい体験。やっぱり母が呼んでくれたのかもねと思いながら紅葉の吉野山をあとにしました。

奈良旅2日目は前の日記です。
秋の奈良公園・正倉院展
先週末、妹と奈良・吉野へ。
奈良国立博物館の正倉院展が目的だったけど、秋の奈良を満喫!
事前の下調べもばっちり、何年か前のドラマ「鹿男あをによし」も全巻視聴して、行く前から奈良に行ってはやく鹿ちゃんに会いたくて。

初日は修験道の聖地吉野へ行ったので、奈良公園は2日目に。
ホテル日航奈良の「奈良の朝食バイキング」で奈良名物の茶粥(ほうじ茶なのね)、柿の葉寿司、奈良漬け、興福寺の粕汁、飛鳥の豆乳鍋、三輪そうめんなどなど制覇して奈良公園へ。
ここのホテルは駅直結で大浴場もあって朝食で奈良名物が食べられて大満足。

奈良公園のバス停降りたその瞬間から鹿がいる!
奈良ってすごい。鹿たちがゆうゆうとバス通りを横断してる!
お目当ての正倉院展は「めちゃ混み。3時間待ち」を回避すべくチケット事前購入、入場朝イチだったのでラクラク鑑賞。
音声ガイドを聞きながらケースの最前列で全お宝を鑑賞できました。奈良時代・聖武天皇のお宝がそのまま残っていて平成の今の時代に展示されてるのかと思うとホントすごい。
そしてその品々の細工の美しくて細やかなこと!
この品々を歴史の教科書でしか知らない聖武天皇がお使いになったのだなあとか、この宝物のまわりに多くの奈良時代の人々がいたのだなあと思うと感慨深い。
琵琶や笛の音も再現されていて現代の技術にも恐れ入ります。

正倉院展の後は東大寺へ。
紅葉が始まった奈良公園には鹿たちがいっぱいいてテンションあがるぅー。
ツノのない雌鹿や小さめの鹿ちゃんたちは芝生のところに。頭をなでても写真にいっしょにおさまってもおとなしくてフレンドリー。
が。東大寺南大門前にいるのはなんだかツノの切り跡もくっきりと残るデカいやつら。(10月半ばころ切る模様)
鹿せんべいを買うために財布を出したその瞬間から鹿にストーカーされてる人々があっちにもこっちにも。鹿せんべい売り場の近くで待ち構えてるのだった。
こいつらではなくなんとかカワイイ鹿ちゃんに鹿せんべいをあげたいと思うものの、私も買ったその時からデカい鹿の襲撃を受ける。
ツノの少し残る頭で頭突き。ゴッツンゴッツン!
しかも小雨の中なので土混じりの濡れてる頭だよ。
せんべいあげるの渋ってたらあっという間に数頭の雄鹿に取り囲まれる!ひゃー助けてー。

念願の鹿ちゃんとのふれあいタイム。なんかちょっと違ったけど満足した。また行きたい奈良公園!
ステキな町並みのならまち散策も次回のお楽しみに。
「鹿男あをによし」のエンディングテーマみたいに何頭もの鹿ちゃんたちが走って寄ってくる飛火野の鹿寄せや鹿の角きりも見てみたいなあー。
吉野についてはまたあとで。
先週末コーラス発表会があった。
今年の春先から入ったコーラスサークルの発表会、初参加。

なーんとびっくり!
本格的ぃー!!
いつも練習している全員でのコーラス曲の前にソロ曲。というより発表会は独唱メインでコーラス曲はお楽しみ程度。
ひとりで歌うのは希望者だけ、なんて聞いてたのにみなさん声高らかに歌い上げている!

歌なんてやったことないのよーって言ってたあのおばちゃんも、この前入ったばかりだからーなんて言ってたこのおばちゃんも。
イタリア語だかフランス語だかのすばらしい歌曲やらオペラ座の怪人などの英語のミュージカルの歌。はたまたシャンソンとかタカラヅカとか。
衣装も本格的なキラキラというかテカテカのロングドレス。

ええー??
聞いてない聞いてないっ!
楽しくハモって年に一度くらいステージでの発表があったら楽しいかなあなんて思ってたら、なにかちょっと違うところに来ちゃったカンジ?

どう見ても70オーバーと思う白髪の方々も晴れ舞台でスポットライトを浴びて堂々と歌っている。キレイな衣装とメイクと張りのある声と満面の笑顔で。
ああー歳を重ねてもそうやって輝く晴れ舞台があるってステキ。

とは思ったものの。それも歌唱力とか表現力とか伴えばだよねえ。
合唱部で基礎からやったわけでもないし高校での選択も美術だしね。
10年ほど前にちょっとPTAコーラスで歌ってみました程度。
ムリなんだけど。
おそろいのポロシャツでのコーラス隊でさえ「発表会あるからさー」なんてなんとなく気ぜわしかった10月。
ソロなんかやるんじゃ夏前から緊張して前の日なんて眠れなくなりそうだよ。
おふとんをかけてください
もーうカワイイったら!!
そして笑える。

NG集は最高のできばえです⇩
http://akita434.rsjp.net/kiyora-new/sp/cm.html

「天空の蜂」

2015年10月14日 日常
最後の最後まで気を抜けない手に汗握る展開。前半は子供救出!後半は犯人逮捕&巨大ヘリ墜落!
原作読んで結末知っていてもハラハラドキドキ。映像も大迫力。

そしてこの2時間ちょっとの間にいろいろなことを考えされられた。
巨大ヘリビッグBの開発者設計者、原発の設計者稼働者、自衛隊、警察それぞれがそれぞれの立場で精一杯のことをしているのに加害者になってしまうこともあるという悲劇。何が正しくて何が間違いなのか。

ラスト近く原発設計者三島(本木雅弘)が天空に向かって両手を広げる場面、なんだか泣けた。身を投げた息子を受け止めきれず死なせてしまった、という伏線があってのあの場面。
江口さんはテレビでも見るけど本木さんは映画でしか見ない。ひさびさ見たモッくんの演技は凄味を増していた。あるときは狂気をはらみあるときは慈愛に満ち。

原発サイドの人々だってこの国をより発展させるために、と始めたことだったろう。国を良くするどころか国を滅亡させかねない危険なものだなんて思いもしなかっただろう。
3.11を経験した今の我々は原発がどういうものか以前よりは知るようになった。
今は人が住めなくなった双葉町に掲げられていた「原子力 明るい未来のエネルギー」の標語も記憶に新しい。

原作小説が書かれたのは20年前。その当時は原発は明るい未来を描くものとしてとらえられていただろう。
それなのに、原発のさまざまな危険性がこの作品ですでに描かれていることに驚く。
保管されている使用済み核燃料を狙ってテロを起こせば半径250キロ以内の首都圏までが人が住めなくなることも。
人間が制御しきれないもの、原発廃棄物の処理の見通しがたたないものは廃止するしかないだろうと思うのに、政府の方ではとにかく稼働する気でいることも。そして民衆は思考停止に陥り沈黙の仮面をつけているかのようであることも。

読んでから見る派なので、先に原作読んでしまったけど、読まないで見た方が犯人がわからず臨むのでええっっ!!となって5倍くらいびっくりするのでは。
今だからこそ1人でも多くの人に見てもらいたい作品。

ぬくぬくお昼寝

2015年10月11日 日常
ぬくぬくお昼寝
朝晩涼しくなってきたから冬物のカバーを出す。
ポメ子さっそくモフモフお昼寝。

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